
『色づく世界の明日から』 第六話 金色のサカナ
金色の魚は、
唯翔の周りをくるりと一回りすると iPad の中へ入って行ってしまいました。
唯翔には心当たりがありました。
小学生の頃に金色の魚を描いて初めて賞をもらったのです。
撮影会は胡桃の希望でグラバー園に決定☆彡
レトロ写真館 のドレスを着るのが目的でした^^;
撮影会当日。
イライラしてる様子の唯翔の絵から金色の魚が飛び出したと思ったら、
瞳美は不思議な色彩の世界へ迷い込んでしまいました。
それは唯翔の絵の中のようでした・・
網を持って魚を捕まえようとしていた影は唯翔?
瞳美はよくあのよどんだ色彩の池に入って行ったな。
気がついたら唯翔が心配そうにのぞき込んでいました。
戻れて良かった~
このことがキッカケで瞳美は唯翔と気まずくなってしまいました。
唯翔の地雷を踏んでしまったのかな++;
魔法なんて大っ嫌い ・・
落ち込む瞳美はまた逆戻りかよ^^;
お決まりの笑顔ばっかじゃつまんないもん
胡桃はあっけらかんとそんな空気もお構いなしww
瞳美の落ち込む顔を写真に撮ろうとします++;
「ダメです」って、言えるようになったんだな瞳美。前進じゃないですか?^^
月白 オレ 描くから!
今 描いてる 出来上がったら
月白に見て欲しい!
突然明るく広がる絵の世界。
路面電車の窓の外に金色の魚。
魚が色を振りまいて、現実の世界に色が戻って来ます。
雨の中、
濡れて帰って来た瞳美はそんな世界を堪能して来たのかな・・?
次回 【ヴィーナスの重荷】
優しい距離を見つけて
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